石川慶監督はノーラン作品をどう見ている? SFにおける“水”と“記憶”の親和性も語る(映画.com)

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出典元:映画.com

「インターステラー」「ダークナイト」など、兄であるクリストファー・ノーラン作品で脚本を担当してきたジョナサン・ノーランが製作を手掛けた「レミニセンス」の学生向けティーチインイベントが9月11日、都内で行われ、石川慶監督が登壇。「蜜蜂と遠雷」や、SF小説を映画化した「Arc アーク」などで知られる石川監督が、独自の目線で本作を語った。

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 人の記憶に潜入して事件を解決する「記憶潜入(レミニセンス)エージェント」のニック(ジャックマン)が、ある事件の鍵を握る失踪した女性メイ(レベッカ・ファーガソン)を探すため、多くの人々の記憶に潜入していくさまを描く。

 2度鑑賞した石川監督は、本作について「自分が初めて観た時に『あれって何だろう?』って見逃してきたものが、2回目の鑑賞でちゃんと辻褄が合ったので、発見しながら観る作品ですね」と何度も鑑賞して楽しむことが出来る作品だと絶賛。

 また、「冒頭のオープニングショットを日本でやろうとすると鼻で笑われて実現しないカットなので『良いな』と思いながら観ていました。SFにおける“記憶”と“水”との関連性って、最近は密接につながってきているような気がしますね。SFって堅い無機質なものというイメージだったのに、最近はもう少し有機的で柔らかいものに結びついているような気がしているんですよね。“水”と“記憶”の親和性はあると思っていて、たぶん母親の羊水のイメージとして人が原始的なところで持っている記憶と結びつくのかなって思いますね」と、印象的に描かれている“水”と“記憶”について持論を展開。

 学生からは「ノーラン映画を観ているときに何を考えてますか?」という質問が寄せられ、「ノーラン映画って本当に難しいんですよね。ついていくので精一杯で。『TENET テネット』は途中で考察している間がなかったですね。自分は元々物理が好きで、多次元宇宙って科学的にあり得て、SFとして面白いので、いつかチャレンジしたいなって思う分野なんです。でも、どうにもこうにもストーリーにならないんですよ。けれど、そこをちゃんとキャラクターを動かしながらストーリーにして、最後エモーショナルに仕上げるお手並みが鮮やかだなって思いながら観ていますね」と映画監督としての視点で回答していた。

 「レミニセンス」は9月17日から公開。

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