出典元:ステージナタリー
「永山智行戯曲集」が4月25日に而立書房より出版される。
本書は、宮崎県を拠点に活動する劇団こふく劇場の永山智行による戯曲集。戯曲集には、64歳の誕生日に死ぬことを予言された男の物語「ロマンス」と、山里に暮らすとある老女の一人語りをつづった「いきたひと」、火事の焼け跡から発見された日記を巡る「猫を探す」の3編が収録されている。
自身の戯曲集発売に際し、永山は「ここに収められた3本の戯曲は、2021年のコロナ禍と東京オリンピックの最中、九州の片隅からそんな喧噪を眺めつつ書かれたものです。死んだ者たち、山に暮らしたかつての人々、息をひそめ生きる人たち……。いなかったことにされ、忘れられていく人間たちへの挽歌が、こうして本になることの喜びをいま感じています」とコメントした。「永山智行戯曲集」は税込2200円。
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