新三部作の素晴らしいクライマックスになれたのだろうか?「猿の惑星:聖戦記」レビュー(IGN JAPAN)

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最近のハリウッドで想定外だった出来事の一つは、埃をかぶったような20世紀フォックスの古いフランチャイズ「猿の惑星」が、銀幕で返り咲きを果たしたことだ。「猿の惑星:聖戦記」を見てさらに驚いたのは、この完結編のおかげで、「猿の惑星」の新三部作が近年の大型予算の「三部作」映画の中でも最高傑作になったことである。まさに主人公シーザーの言う通り、「猿は団結して強くなる」のだ。
前作「猿の惑星:新世紀」と同様に、本作はキャラクターとしても技術力を見せつける素材としても、シーザーとその仲間の猿たちに焦点を置いている。猿のアニメーションの品質は、ついに疑問の余地もない「リアルさ」を達成した。

「猿の惑星:聖戦記」画像・動画ギャラリー

       
しかし、エフェクトのみを重視した多くの映画の失敗が証明したように、ストーリーや役者陣に魅力がなければ、技術力が優れても意味がない。幸い、シーザー(アンディ・サーキス演)の更なるアドベンチャーを見事なものにするために、「新世紀」のマット・リーヴス監督と共同脚本のマーク・ボンバックが帰ってきた。猿たちを人間と戦わせることになった一連の出来事から2年、戦いを回避しようとしたシーザーの努力もむなしく、シーザーと仲間たちは、「大佐」(ウディ・ハレルソン演)が率いる人間の軍隊との戦争に陥っている。
「聖戦記」は「新世紀」と違って、暗い雰囲気を和らげることに成功している。新キャラクターのバッド・エイプ(スティーヴ・ザーン演)のおかげで、この手の映画では珍しいユーモアが加わった。また、喋ることも思考することもできるバッド・エイプの起源によって提起された数々の疑問にシーザーが気付くことによって、このシリーズの世界観は一気に広がっていく。

   
それでも、この映画は非常に「重い」作品だ。何しろ、これは「戦争映画」なのだ。シーザーにとって、戦争における彼の「旅」は内なる旅でもあり、自分の魂を救うものである。前作で強い印象を残した敵役のコバを思い出す中で、シーザーは今の自分が2年前に猿たちに同胞を裏切らせる“悪魔”に直面していることを知る。苦悩し奮闘するシーザーを演じきるサーキスの演技は、今回も受賞に値する素晴らしいものだ。

一方、リーヴス監督は数々の象徴的で見事なシーンを生み出している。猿たちが海岸で馬に乗っている平和な光景も、人間と猿との間の大殺戮も、観客に壮大さを感じさせる。
長すぎる脱獄の場面など、映画の後半にはストーリーが遅々として進まない部分もある。しかし、作品の大半において、エーモショナルなシーンやアクションは観客を退屈させない。そしてオリジナルシリーズを思い出させる手法もスマートだ。例えば口が利けない少女をシーザーが「ノヴァ」と名付けたのは、1968年の初代「猿の惑星」を上手く回想させている。

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