Switch移植が決定「Layers of Fear」とサイバーパンクホラー「Observer」インタビュー:パーソナルなホラーで物語る秘訣とは?(IGN JAPAN)

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先週日本語版が発売されたばかりの新作サイバーパンク・ホラー「Observer」。極限まで作り込まれたグラフィックで、機械と人間の境界が薄れたディストピア社会を描く作品だ。あるいはSwitchへの移植が決定された「Layers of Fear」は、めまぐるしく変化するヴィクトリア朝のマンションのなかで、最高傑作を完成させようと苦心する画家の心理を描く作品である。いずれも傑作で、世界的な評価も高い。 
IGN Japanでは、この二作の開発会社であるポーランドのスタジオBloober Teamのプロダクションマネージャーのコンラット・レキェッチ氏と、リードデザイナーのヴォイチェフ・ピェイコ氏にインタビューを行った。
同スタジオの傾向として、社会的なテーマを採用しながらも、物語は主人公や登場人物の内面にフォーカスし、それ自体はじつにパーソナルな「恐怖」を前面に打ち出す手法がある。彼らはなぜ、このような形式のホラーを描くのか? その答えには、ポーランドという国に生きることについての、彼らなりの解釈が秘められていた。

「Observer」画像・動画ギャラリー

――今日はよろしくお願いします。まずは日本のファンにむけて、スタジオのことを教えて下さい。
よろしく! Bloober Teamはポーランドのゲーム開発スタジオです。規模としては、国内でも大規模な方です。おもにサイコホラーのゲームを専門に作っていて、これは自分たちで名付けたんだけれど、「ヒドゥン・ホラー(隠されたホラー)」という手法に力を入れています。
――「ヒドゥン・ホラー」とは?
心理学的アプローチを用いて、物語を語る手法とでも言いますか。ゲームのいろいろなところに、物語を伝えるための媒体を埋め込むようなイメージです。
――おもしろそうなお話ですが、もうすこしご自身について聞かせてください。スタジオ創立はいつごろですか?
スタジオの歴史は意外と長いんですよ。本当に大きくヒットしたのは「Layers of Fear」が最初でしたけれど、昔から小さなゲームに関わっていました。スタートは2008年ごろで、任天堂と協力して、WiiやNintendo DSのゲームを開発していました。あとはSonyとの協力もあって、VitaやPlaystation 3でもゲームを開発していました。一時期はスマートフォン用のゲームも作っていましたし。ただ最近は、比較的大きなゲームの開発、とくにホラーに注力しています。

――なるほど。いろいろなジャンルがあるなかで、なぜホラーに力を入れたのでしょう?
物心がついたころからずっとホラーが好きでした。なぜか恐い話がずっと好きだったんです。ここは私たちのこだわりの一番大きなところかもしれませんが、ホラーというジャンルを通じて、非常にパーソナルかつ深い物語を伝えることができる、と思っているんです。
――好きなホラー作品は? ゲームでも、ゲームでなくても大丈夫です。
日本のゲームなら、「サイレントヒル」はもちろんリストに入ってますよ(笑)。映画なら、ジョン・カーペンター監督の「マウス・オブ・マッドネス」。漫画なら、伊藤潤二の作品が大好きだな。
――「Layers of Fear」がSwitchに移植することとなったきっかけは?
私たちのルーツに任天堂との協力があることが、もちろん一番でしょう。ただデベロッパーとして魅力的だったのは、Switchのモーションコントロール機能によって、ゲームへの没入感を高められることでした。
Nintendo Switchでは、たとえばドアを開いたりタンスを開いたりといった動作を、すべてプレイヤーの手の動きで行うことができるようになります。そうすると臨場感が生まれて、プレイヤーが周囲の環境によく注意するようになり、よりゲームが恐ろしく感じられるんです。移植に踏み切ったのは、このあたりもきっかけですね。

――なるほど、ではSwitchのHD震動も利用したりは?
現状ではまだ搭載していませんが、予定としてはあります。たとえば扉を開くときの、ドアノブを握った感覚なんかは、HD震動で再現したいなと思っています。
――「Layers of Fear」のSwitch版について、発売はいつごろになるでしょう?
2018年のQ1を予定しています。もう少しお待ちください!
――楽しみにしています(笑)。それでは、「Observer」についても聞かせてください。とても魅力的な世界観でしたが、ゲームを作るときの設定、舞台などを決めるときは、取材などを行うのでしょうか?

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