漫画「五時間目の戦争」や「おおかみこどもの雨と雪」コミカライズを手がけたイラストレーター、漫画家の優さんが7月1日に急性心不全で亡くなっていた。25日、優さんの公式Twitterで夫が発表した。
【BuzzFeed Japan / 徳重辰典】
【写真】2017年に亡くなられた方々
夫は、優さんの公式アカウントで「妻の優ですが、病気療養中のところ、2017年7月1日に急性心不全により急逝いたしました。本来であれば、早速お伝えするところ、あまりにも突然のことで悲しみ深くご連絡が遅くなりお詫び申し上げます」とファンに訃報を伝えた。
優さんは今年5月末から体調が悪いことをTwitterで明かしていたが、優さんの夫によれば「5月末頃より体調を崩しておりましたが、徐々に回復傾向にあった最中のことでした。持病に直接的な関係はなく、突発的なことでした」という。
小説イラストや短編漫画を手がけていた優さんは2012年に細田守監督の映画「おおかみこどもの雨と雪」のコミカライズをヤングエースで連載。
優さんはこの作品で漫画誌連載デビューし、その後ヤングエースでオリジナル作品の「五時間目の戦争」も手がけている。
優さんの死について、漫画を連載していたヤングエース編集部はBuzzFeed Newsの取材に対し「優さんが亡くなられたのは事実です。旦那さんの了解の元、次号のヤングエース誌上で訃報を掲載いたします」と回答した。
優さんの夫はTwitterで「ずっと夢であった漫画家になれ、ファンの方々や仕事を共にした人々に支えられ、とても幸せな人生だったと思います。ただ、新作の構想をしている最中で、このようなことになり、優本人は悲しく思っていると思います」と故人の気持ちを代弁。