マルコ・カナーレとシニア世代が作るツアー型演劇「光の速さ」5月に開催(ステージナタリー)

出典元:ステージナタリー

「光の速さ -The Speed of Light-」が、5月5日、8・9日、12日、15・16日、19日、22日に東京で開催される。

【画像】マルコ・カナーレ (c)El Chaski Pum(他1件)

本作は、東京都とアーツカウンシル東京が主催する「Tokyo Tokyo FESTIVAL」の一環として行われる演劇プロジェクト。アルゼンチンの演劇・映像作家マルコ・カナーレが作・演出を手がけ、公募により集まった東京在住の65歳以上のシニアたちが出演するツアー型演劇となっている。当初は昨年5月に上演予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となっていた。

観客は第1ポイントである三軒茶屋駅周辺に集合し、ランダムなグループに分かれて第2ポイントの世田谷区太子堂周辺各所へと移動。そこではシニア世代の個人史を交えたパフォーマンスが披露される。第3ポイントとなる太子堂八幡神社 野外特設ステージでは、カナーレが書き下ろした過去・現在・未来が交錯する物語が上演される。各回定員は40名を予定。チケットの一般販売は4月3日10:00に開始される。

また同作の出演者たちが個人史を語る短編動画シリーズ「東京に息づく歴史」が4月中旬以降、本作の公式サイトにて公開される予定。さらに演劇作品と並行して制作された映画版「光の速さ」が、5月5日より期間限定で無料配信さることも決定した。詳細については後日発表される。

■ マルコ・カナーレ コメント
この作品は、公募で集まってくれたシニアの出演者たちと一緒に創り上げたもので、彼らの世界に対する視点、大切にしているもの、共有したいもの、そして残したいものを、観客の皆さんと共有しようとするものです。彼らの東京の歴史の記憶-戦争が与えた影響-を目にし、そして都市が再構築される物語。それは同時に彼ら自身の人生・命の再構築の物語でもあります。

東京には数々の痛みを生んだ記憶があり、戦争が遺した記憶と痛みを知ることは、当時子どもだった出演者たちが、戦後の東京と日本の目覚ましい復興を目にし、未来へと進み続けた力と同じように、私にとって目を見張るものがありました。しかし現在、新しい世代の人々は彼らが大切にしてきた知識から目をそらそうとしているように見えます。私はこの作品が、そういった彼らの知識を若い世代と共有する機会となることを願っています。

また死、死後の世界、そして信仰を扱っているこの作品では、能舞台というものが創作開始当初から私たちにとって重要な宇宙でした。生ける者が死せる者と出会う能という神聖な芸術とその舞台は私の創作にとって最高の場でした。

本作が持つ力は、出演者たちが全身全霊でこの創作に乗り出した力強さから生まれていると確信しています。彼らは記憶を語ったり演じるだけではなく、歌い、踊り、各々が持つ異なった知識で作品に貢献し合う創造の場を開き、皆で作品の内容を議論しながら道を探って来ました。皆が心血を、そして持てるもの全てを注いで創りあげたものに心を動かされることでしょう。

コロナウイルスによる犠牲者の多くを占めるのが高齢者です。そんなシニア世代の彼らがアクションを起こしたことで、この作品はコロナ禍以前よりもさらに力強く、観る者の心に響くと思っています。

世界中の誰もがパンデミックを経験した今、東京の観客の皆さんも一緒にこの“大いなる感情の旅”にご参加ください。

■ 「光の速さ -The Speed of Light-」
2021年5月5日(水・祝)、8日(土)・9日(日)、12日(水)、15日(土)・16日(日)、19日(水)、22日(土)
東京都 三軒茶屋駅周辺、世田谷区太子堂周辺、太子堂八幡神社 野外特設ステージ

作・演出:マルコ・カナーレ
出演:相沢栄子、今井輝己、今中陽子、小川麗子、小澤淑江、郡いづみ、佐藤菊世、清水芳子、鍋倉和子、原野稲津美、平林貴男、美影ふじ、山本春美 / 池部瑛大 ほか

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