出典元:アーバン ライフ メトロ
2020年、全線開業から20周年を迎えた都営大江戸線。部分開業以来、長らく「12号線」と呼ばれていた名称は、路線名称は東京環状線、愛称は「ゆめもぐら」となる予定でした。
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しかし石原慎太郎都知事(当時)が「寝てても何回まわっても同じところに戻ってくるのを環状線っていうんだよ」と待ったをかけたため、公募で第2位だった「大江戸線」に決まりました。
当時は大江戸という響きに仰々しいイメージがあったものの、今ではすっかり定着しています。それにしても、「ゆめもぐらにならなくて本当によかった」と胸をなでおろした人は筆者だけではないでしょう。
東京のさまざまな街をつなぐ大江戸線は、すっかり都民の路線として愛されています。中でも、新宿区内の牛込柳町駅や牛込神楽坂駅付近は都電が廃止されて以来、都心にもかかわらず駅のない「陸の孤島」状態でしたが、開通で状況は一変。最近では駅周辺にマンションも目立つようになっています。