ベネチア映画祭2019でホントウに話題だった作品【ベネチア映画祭ルポ】(ELLE ONLINE)

出典元:VENICE FILM FESTIVAL

いよいよ映画祭も終盤に突入しました!ということで、コンペティション部門21作品の中でこれまでに上映された17本の中から、高評価を得ている作品をご紹介。

【写真】べネチア映画祭2019直送!豪華絢爛なレッドカーペットドレス速報

参考までに現地で発行されている業界誌『CIAK』でのイタリア批評家による星取りによると、5点満点で4.4と今年一番の高得点を獲得しているのが、ロマン・ポランスキーの『J’accuse 』(映画についての詳細は、ベネチア映画祭レポDAY3を参照してください)。続いて、4.0を獲得したのがすでにアカデミーの有力候補の声が上がっているトッド・フィリップス監督の『ジョーカー』。

そして、3位につけているのがイタリアの新進監督ピエトロ・マルチェッロ監督の『マーティン・イーデン』だ。アメリカの作家ジャック・ロンドンの自伝的小説をイタリアに置き換えて映画化した本作は、船乗りのマーティンが富裕層の娘と恋に落ちるが実らず、その反骨精神を糧に作家として成功するまでを描く。ドキュメンタリー出身のマルチェッロ監督は、アーカイブを多用しイタリアの歴史を背景に描きこむことによって、ひとりの青年の青春物語に深みと広がりをもたらしている。 

『イカとクジラ』などで知られる新世代のNY派ノア・バームバックの『マリッジ・ストーリー』の3.5や、スティーヴン・ソダーバーグ監督がメリル・ストリープを主演に迎えて撮った『ザ・ランドロマットーパナマ文書漏洩―』の3.5を抑えての3.6はかなりの検討といえるだろう。今年のコンペの大穴のひとつ。

点数はそれほどでもないが、個人的に推しているのは、チェコのヴァーツラフ・マルコフの『ザ・ペインティッド・バード』とオーストラリアのシャノン・マーフィーの『ベイビーティース』。 

前作はポーランドの作家イエールジ・コジンスキーの『異端の鳥』の映画化。第二次世界大戦下のチェコで、両親を失った少年が父との再会を希望にサバイバルの旅をする様をモノクロ映像約2時間50分で描きあげた。ボディーブローをくらったかのように観た後、ずしんと体に余韻が残るほど圧倒的にパワフルな作品。

【広告】


ハッピーソックスで貴女も皆もハッピーに!

コメントは受け付けていません。